シャイニング/コレを見ずしてホラーは語れない

20.the shining,シャイニング

これぞ、ホラー映画の最高峰!(独断)小学生で初めて見た時、震え上がったよ。

30年以上も前の作品で映像もすごーく古いんだけど、その古さが抜群の恐怖感を出していて、なおかつ俳優陣の演技が見事の一言。夫役のジャック、妻役のシェリー共々最も大変だった作品のうちのひとつだそう。

原作(スティーブン・キング)、監督(スタンリー・キューブリック)、主役(ジャック・ニコルソン)、どれをとっても超一流揃いのこの映画は、商業的に成功しただけでなく作品としても未だに高評価を受けてます。

これはね、内容知っている人も多いと思うので、トリビアをちょいちょい混ぜながら感想書いていくね。

もしまだ見ていない人がいたら、ぜひこの古い映画ならではの恐怖を味わっていただきたい!!

コロラド州ロッキー山脈にそびえ立つオーバールック・ホテル。冬の間閉鎖されるそのホテルの管理人となったのは作家志望のジャック・トランスだった。面接の際にマネージャーから伝えられたある事実。前管理人が孤独生活の末に妻と娘2人を惨殺し、その後自殺した事件があったという。仕事が欲しかったジャックは、深く考えずに妻と子供を連れホテルにやってきてしまう・・・。

The Shining/1980年/アメリカ/143分/監督:スタンリー・キューブリック
原作:シャイニング(スティーブン・キング)
予告:古すぎてなかった。残念。
昨夜数年ぶりに見たんだけどおもしろかった~!

もう内容はわかってるから最初に見た時ほどの衝撃はないんだけど、それでも毎回おもしろいな~と思ってしまう。

内容を楽しむというより一流の演技を楽しむって感じかな。特にジャック・ニコルソン好きなワタシにとっては、あの狂気に満ちた顔ですらたまらない!それではこの映画の見所の紹介いってみよー。

見所1:仕事ばかりで遊ばない、ジャックは今に気が狂う

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最初はまともなジャック。ごくごく普通の、いいお父さんな雰囲気。しかし徐々に孤独と仕事ばかりの生活が続くにつれ、仕事の邪魔をする妻と子供を疎ましく思うように。

だんだん顔つきが変わってきた夫を心配し、様子を伺う妻が仕事場で見たものは・・・。

”仕事ばかりで遊ばない、ジャックは今に気が狂う”

とタイプライターでひたすら打った文字の羅列。しかもすべて異なるレイアウト。

現場にいたら絶対恐怖だと思うんだけど、液晶越しに見てるワタシは”ってか仕事してねーじゃん”、と突っ込んでみた。

DVDのメイキング映像にあるジャックの数々の狂気シーン。監督の指示で途端に狂気に変わることができるんですよっ!!役者ってすげーーーっ!

ジャックが狂気に取り付かれたときのイライラで興奮した感情。この感情を出すために、現場では彼の嫌いなチーズ・サンドのみ与えられたとのこと。

この撮影時、当時の恋人アンジェリカ・ヒューストンと一緒に住んでいたらしいんだけど、1シーンに何十何百カットを撮影するキューブリック独自のスタイルで、ジャックは撮影から戻ると倒れるようにベッドに寝ていたと、振り返っています。

見所2:妻ウェンディー、恐怖に怯える姿そのものがホラー

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言葉必要なくない??

この顔が物語ってるでしょう、すべてを。

このウェンディ役のシェリー・ドュバルという女優さん。あまり他の映画で見たこと無いんだけど、一度見たら忘れない。シャイニングってそうそう何回も見る映画ではないんだけど、それでもこの人の顔だけは忘れなかった。

インタビューにあったんだけど、この役を演じきるのに物凄いプレッシャーがあったんだって。ジャック・ニコルソンでさえ、今まで見た女優の役で一番難しいと語ったほど。

シーン全体を通して泣くシーンが多いため、あまりにも泣きすぎて涙が枯れてしまい、脱水症状を防ぐため常に水を飲んでいたというからすごい。

見所3:完璧にこだわる、キューブリック監督の厳しさ

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これはメイキングを見ないとわからないんだけど、本当に超キビシイ。
ジャックにもシェリーにも全く容赦ない。

特にシェリーに対しては、ものすごく厳しい。プレッシャーやストレスで髪が抜けてしまうシェリーに対して、監督はみんなに”同情するな”って言うのよ。彼女に対しても、”そんなこと言ってどうなる?”って感じで取り合おうとしない。

スタッフの指示が曖昧で準備ができていなかった彼女に、監督は”みんなの時間を無駄にするな”とか言い訳すら認めてくれない。

これは孤独で怯える役柄を演じるために、敢えてそうしたと言われているんだけど本当のところはどーなんでしょーね?

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それと見所1でも言ったように、何百カットも撮るこの神経質なまでに完璧を目指す監督は、69歳というハロラン役のおじいちゃんに対しても厳しさは同等だったようで。

ジャックの友達で役を勝ち取った料理人役のハロランは、この映画に出たくてジャックを通して監督に頼み込みこんだんだって。

んで最後にジャックに殺されるシーンあるよね?あのシーンを何十回とやり直させられて、”どうしてほしいんだ?”と泣き崩れたほどだそう。さすがに最後にはジャックが監督を説得したらしいんだけど。恐るべし監督。

ただし鬼監督も子供に対しては別。
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かわいかったね~、ダニー。
タイトルの”シャイニング”(輝き)を持つ小さな超能力者。

その能力のせいで、次々に恐ろしい場面に遭遇します。双子姉妹、バスタブの女性、エレベーターから流れ出す血の海。

だがしかし!ダニー(この子)は、撮影当時自分がホラー映画に出てることは知りませんっ!監督は彼に”この映画はドラマだ”と言って、ホラーのことは隠してたんですね。

実際にダニーがホラーだと知ったのは数年後。それも大幅にカットされたバージョンだったそう。カット抜きの本編を見たのは17歳になってからなんだって。

それにしては演技がうますぎる。メイキング見てると監督やスタッフが彼を楽しませながら撮影してるのが良く分かるんですよ~。追いかけたりしてね。

見所4:監督と原作者の争い

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ワタシは原作読んでないんだけど、読んだ人はもっと楽しめるんじゃないかな~。

この映画自体が原作との相違点をも売りにしてしまった・・・とも言える。原作者が怒るくらい異なっているのに、結果売れちゃったんだからね。のちに怒ったスティーブン・キング(原作者)はドラマを製作しちゃってます。

なんか女優も男優も物語の展開も多くの点において両者の意見が違いすぎ。なので、原作も読むと改めてその違いを楽しめるかも。どっちが好きかはその人によるかもな~。

なんかすっごい長くなっちゃったけど、果たしてコレ全部読んでくれる人はいるんだろーか???

でもこんなに長く語りたいくらいこの作品が好きなのよっ!もうジャックが好きだからこの作品が好きなのか、その反対なのか自分でもよくわからん。

おまけ

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ダニーの前に現れる双子の少女、覚えてますか?

実は昨年のハロウィンで、ブルース・ウィリスが彼のアシスタントと一緒に仮装に挑戦してます。このニュース見たときさすがに吹いたわw。笑いのセンスが最高!

それでは、シャイニングでした~。


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