つぐない/長年の想いを経て実った姉の恋、引き裂いたのは妹の残酷な嘘

56.atonement、つぐない

これは、重くて悲しい罪だね~・・・。久しぶりに見た悲恋モノです。妹がなんか軽いイタズラでもしたのかな~なんて思ってみたら、とんでもない。嘘をついたことで起った事、そしてその後の結末を知ったら、とても子供のイタズラなんて思えない。

またその妹がね、どこか表情のない昔の広末涼子みたいでちょっとコワイんだよね。映し方もあるんだろうけど。

つぐなってもつぐないきれない罪を犯した妹は、最後にその罪にどう向き合うのか。これもとても意外な展開で、途中眠気に襲われたワタシは一瞬で目が覚めた。

イギリスのベストセラー小説を映画化。アカデミー賞では作曲賞を受賞。キーラ・ナイトレイが恋人と結ばれるシーンは、とっても官能的でドキッっとするよ~。

1935年のイギリス。身分違いの恋をしてしまった官僚の娘セシーリアと使用人の息子ロビーは、互いに思いを打ち明けられずにいた。ロビーはセシーリアの妹、ブライオニーに手紙を渡してもらうよう頼むが、誤って冗談で書いた卑猥な手紙を渡してしまう。それを見てしまった姉妹は・・・。

Atonement/2007年/123分/イギリス/監督:ジョー・ライト/原作:贖罪
予告:つぐない

つぐないきれない罪

56.atonement03、つぐない

というのは、こういうことを言うんでしょうね~。

  • 自分も好きだったロビーを、嫉妬から強姦犯にしてしまった罪。
  • それが嘘だとわかっていながら隠し続けた罪。
  • 56.atonement02、つぐない

    それによりロビーは刑務所に入り、一度は姉と再会するも兵隊として軍に参加してしまう。

    看護婦時代に姉とロビーに許しを請いに行った時に見た、変わり果てた彼の姿。それでも許してもらおうとすがると、真実を皆に伝えてくれ、と。

    そのつぐない方法は

    56.atonement04、つぐない

    晩年は小説家になり、テレビのインタビューでこれが最後の小説なのと語るブライオニー。けれど実はこの看護時代に会ったこと自体が創作で、実際には会っていないのだと打ち明けます。

    えぇ~!なんだって??(ここで目が覚めた)

    ってことは、姉とロビーが最後に会ったのは刑務所から出て1度だけ。長年幼馴染として互いに片思いをし、結ばれたと同時に引き裂かれた2人は、その後1度だけ再会し二人共戦争の中で死を遂げます。

    余りにも重い罪を犯した彼女は、怖くてずっと会いに行けないまま二人とも亡くなってしまった。それでも許しを請う中で考え抜いたつぐないの方法、それが・・・。

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    小説の中で生きる二人に”真実を皆に伝えてくれ”と言ってもらい、罪を公にする。

    実際には一緒に過ごすことなく亡くなってしまった二人を、せめて小説の中でだけは一緒にという、彼女なりの償いの方法。

    責めきれないワタシ

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    これはなかなか感想難しいね。ヒドイと言えばその一言なんだけど、う~ん。やっぱり妹の罪は重いね。どちらかというと姉よりもロビーが可哀想。

    妹のように可愛がっていた相手から投げつけられた罪。罪が軽くなると言う理由で戦争に参加し、セシーリアと再会することだけを夢見るロビーを見ていると、単なる幼い嘘じゃ済まされないよ~って思って辛くなるよ。ワタシが同じ立場なら、ブライオニーが小説に書いたとおり絶縁だわ・・・。

    が、しかし。おばあちゃんになったブライオニーを見て、通常だったらボロクソに責めるのに責められなかった。その理由は・・・。

    おばあちゃん役がアンコールの女優さんだからなのよ~っ!!(いいのか、そんな理由で)

    あの優しいマリオンを演じたおばあちゃん。もしつぐないの方を先に見ていたら、きっとボロクソに責めていたことでしょう。というわけで許して。

    キーラがいっぱい

    56.atonement08、つぐない

    ここでふと気付いたんだけど、ワタシがこのブログで紹介している作品。キーラ・ナイトレイがいっぱいなんだよね。意識したわけじゃないのに何でだろ。無意識に好きなのかな?。

    ■今回のつぐないで実際の強姦犯を演じたポール(ベネディクト・カンバーバッチ)と共演したイミテーション・ゲーム。

    ■ロシア舞台の華麗な衣装に身を包んだ、不倫に走る恋。アンナ・カレーニナ。

    ■高校生の友人役で出演した、穴。

    以上、つぐないでしたっ